こんにちは、Tawaです。
このように製造業の開発の実情に対して疑問を持っている人へ。
私は前職ではとある地方メーカーの開発職として8年間働いていました。製造業の花形と思われる開発職、私もその名前にあこがれて配属の希望を出したのです。
実際はどうだったかというと、記事タイトルにある通りの仕事でした。結局私はそんな環境に耐えることができずに逃げ出したわけですが。
こんな私の経験をもとに、実情について詳しくお話ししますね。
一般的な開発職のイメージと実際
まず世間一般では開発職は
- 製造業の花形
- 部署内で黙々と仕事
- 試作バンバン作ってモノづくり
このあたりのイメージがあると思います。まぁある意味正しいですし、こんな仕事もありますがこれだけではありません。
大量の無駄とも思える書類作成とか、会議への出席。その他にも他部署間(生産技術・購買・品証・営業etc)の調整業務も結構あります。
結構泥臭い仕事が多いね・・・。
本当に開発職をしている時間のほうが少ないんじゃない?っていうぐらいです。
このような仕事のおかげで社内の仕事の回し方は覚えました。ですがそれ以外の実務的なスキルや知識は身につくことはなかったわけです。
会社の将来を左右する製品を開発するというプレッシャー
プレッシャーも半端ないです。
会社の将来を左右する製品を開発するというプレッシャーが常にのしかかります。開発期間中にはいろいろな部署からの圧もあります。
この他部署の圧について、私の前の会社の事をお話しします。
営業からの圧力
営業サイドは沢山のお客さんからの要望を蓄えています。そしてそのお客さんの要望にできるだけ応えたいと思っている。
その結果、できるできないにかかわらずたくさんの要求をしてくるわけです。無理難題を要求されることも少なくありません。
そして○月までに開発を終わらせろ。という開発納期への要望も強い。
さらに厄介なのが、営業って基本的に体育会系が多いんですよね。しかも口も達者です。
そのあたりはさすがというべきでしょうが、ことさら開発にとっては厄介な存在になりうるわけです。
品質保証部からの圧力
不具合のない製品を開発しろという圧をかけてきます。自分たちは何にもしないくせに口だけは出してくる厄介者です。
この品証からの要望のせいで納期に多大なる悪影響が出てきます。
彼らも不具合のある製品が市場に出回ることは何としても回避したいと思っている。それはわかります。
でもほんとにこんな所も確認しなきゃいけない?って細かいところまで色々指摘してきます。
購買・調達からの圧力
購買・調達は部品の調達の関係から速く開発を進めろという圧をかけてきます。上に書いた通り、品証のせいで開発納期が遅れているのですがそんなことは彼らに関係ありません。
彼らは部品調達が滞りなくできるかどうか、という事しか重視していません。正直どんな製品ができようが関係ないぐらいのスタンスと言っても過言じゃありません。
各部署、役割があり、その役割をこなすが故の圧であるという事もわからなくはありません。
ですがどこの部署も自分の部署以外の都合の事は考えていません。言いたいことを言って来るだけです。
こうしたプレッシャーのおかげで私が所属していた課の課長とチームリーダー。
この人たちが同時にメンタルに不調をきたし、休職に追い込まれました。
このことが私に転職を考えさせる最初のきっかけになったわけです。
私自身もメンタルに大分ダメージを受けた。
私も上に挙げた課の課長とチームリーダのように、メンタルに大きくダメージを受けました。寝れない日とか、ご飯がのどを通らない日が数か月続きました。
多分病院に行ったら何らかの診断が下るぐらいのレベルだったんじゃないでしょうか。
もうこれ以上は耐えられないと思い、転職をするに至ったわけです。
ここまでメンタルを追い込まれる仕事を続ける価値はありません。
転職して2.5年たった今でも強くそう思います。
現在開発職でプレッシャーを感じている人へ
個人的には、こんな思いをしてまで開発職にこだわる必要はないと思います。
今開発職でプレッシャーを感じ続けている人は一刻も早く自身身の振りを考えたほうがいいです。
私は転職のおかげでそうしたプレッシャーから完全に開放されることができました。
開発にいてもいいことはありません。さっさと逃げる準備をしておきましょう。
まとめ
花形のイメージを持たれやすい一方で泥臭い仕事の方が多いんじゃないかという開発職。
それでも開発職に魅力を感じている人はそこに居続ける事、もしくは挑戦することを止めはしません。
ですがおススメもしません。
この記事で、一度身の振り方をどうするか考えてみてください!
他の会社もみんなこうなの?