こんにちは、Tawaです。
これから転職を考えてる人、転職活動真っ只中だって人で会社の規模が気になってる人へ。
- 社員はまともな人なんだろうか
- 仕事に安定性はあるだろうか
- 長く勤めることはできるだろうか
私は現在社員数20名程度の小さい会社に勤めています。
そして入社前は私もこの辺りの事が心配だったので気持ちはよくわかります。
どうせ勤めるんなら長く勤めたい。
だから上手くやれるかどうかがすごく不安ですよね。
社員数900人規模の会社と20人規模の会社の両方を経験してきました。
そんな経験から、大手と比べた小規模の会社のメリット・デメリットをお話しします。
現役で少人数の会社に勤めている私の考え。
参考になると思います。
メリット1:組織構成が単純だからフットワークが軽い

まずは1つ目のメリット。
大手よりも組織構成が単純。
なので仕事のフットワークが軽いという事。
具体的にお話しします。
組織構成が単純であること
まず、組織構成が単純であること。
これは容易に想像できるでしょう。
単純に人数の多さと組織構成の複雑さは比例関係にあります。
どれぐらい違うか。
参考までに私の前職と現職の組織構成を比較してみましょう。
- 社長
- 役員(10人)
- 部(100~150人)
- 課(20~30人)
- チーム(4~6人)
- 課(20~30人)
- 部(100~150人)
- 役員(10人)
- 社長
- 部(4~5人)

構成がちがいすぎるね・・・(笑)

現職は超単純でしょ?
私も最初この構成を見たときあまりの単純さにびっくりしました(笑)
この比較から組織構成に大きな違いがあるのは一目瞭然。
人数が少ないと大体このような構成になるでしょう。
フットワークが軽いこと
ではフットワークが軽いというのはどういう事か。
これはもう組織構成の違いからなんとなくお判りいただけるでしょう。
小規模の会社の方が何をするにもフットワークが軽いんです。
これは個人個人の仕事内容にも言えるし、会社全体にも言えることです。
仕事というのは自分だけで完結するようなものはほとんどありません。
書類やそのほかの成果物は上司や他部署に確認してもらう必要があります。
他にも自分の仕事を進めるために他部署の協力が必要不可欠になるケースも多いです。
当然ながら組織構成が複雑になればなるほど上司・他チーム・他部署が絡む仕事は複雑化していきます。
これがフットワークの重さに直結することはいうまでもありません。
フットワークが重いという事に価値はありませんよね。
そしてフットワークの重さは仕事に対する意欲に密接に関係してきます。
仕事をするうえで、大きなメリットではないでしょうか。
メリット2:人数少ないから人間関係が楽

2つ目のメリットは、人数の少なさによる人間関係の単純さ。
大企業の場合、1つの仕事を進めていくにも多くの部署や人がかかわってきます。
そして部署間・社員感には必ず利害というものが存在します。
なのでこの利害の衝突にしょっちゅう遭遇することになります。
あちらを立てればこちらが立たず。
私はこの利害の衝突にしょっちゅう悩まされてきました。

基本的に自分や自部署の事しか考えない人が多かったのでもうほとほとウンザリでした・・・。
人数が少なければ非常に単純。
人間関係は仕事をするうえで良くも悪くも重要ですよね。
ここが良好でない事にはどんなに魅力的な収入・仕事であろうと台無しです。
あなたも今現在悩まされてはいませんか?
人数が少なければそうした煩わしさから解放されます。
特に大企業での人間関係につかれた。と感じている人には魅力的です。
自身も他の人や他部署を思いやる意識が必要
人間関係が楽と言っても、それを作り上げていくのは社員一人一人。
それぞれが他部署を思いやる意識が必要です。
大企業の感覚で言うと、小規模の会社は1つの部署のようなもの。
皆が同じ方向を向いて会社を運営していく事が必要という事ですね。
デメリット1:人間関係はデメリットにもなりうる・・

ここからデメリットの話になります。
メリットで「人間関係の単純さ」を挙げました。
ですがこれはデメリットにもなります。
人間関係が単純が故に、その会社にそりの合わない人がいた場合が厄介。
会社内で「逃げる」という事ができなくなるんですね。
大企業だったら他部署に逃げて関りを避ける方法もあります。
しかし小規模の企業ではどうしても関係が密になりますので、そうもいきません。

逃げる手段として「部署異動」っていう手が使えないという事か。
それはつらいね・・・。

そうなんです・・・。人によっては苦痛で仕方ないでしょうね・・。
私の事務所は現在4人。
幸いなことにいい人間関係を築けてます。
(他の支店、本社には癖の強い人も 何人かいますが・・・)
しかしながら人間関係が原因で嫌になって辞めていった人も結構います。
私はこんな働きやすい会社ないのにもったいないなと思います。
でもそこはやはり人によって合う、合わないの違いは出てくるので仕方ありません。
仕事というのはどうしても個人と個人、部署と部署で利害が絡みますよね。
もうこれは組織の大小関わらずです。
なのでそこでどうしても人間関係のこじれというものは出てきてしまいます。
ここはある意味運の要素が強いです。
が、人間関係はデメリットにもなりえてしまうという事になります。
その会社の社風とか人間性に関しちゃ面接の時にしっかり観察!
こればっかりはしょうがない面もあります。
でも人間関係のこじれってなるべく避けたいですよね。
私もそういうのは大嫌いなのでその気持ちはよくわかります。
なので、もしあなたが人数が少ない会社の求人に応募しようとしているなら、
- 会社の雰囲気
- 社員の雰囲気
この辺りをよく観察するようにしてください。

雰囲気っていっても具体的にどんなところ見ればいいの?

年齢層・男女比率・面接担当してくれた人の性格・会社自体は体育会系かまったり系か。
自分がその会社に勤めていることをイメージしながら考えてみるといいですよ。
デメリット2:自分の担当範囲外の仕事をやることもある

2つ目のデメリットは、自分の担当範囲外の仕事も手広くやらなきゃいけない可能性があること。
どういうことか?
人数が少ないという事は、すなわちリソースが少ないという事です。
リソースの少なさ故、他部署のヘルプをやることもあるかもしれません。
この辺りは単純にあなたが受け入れられるかどうかという問題にはなってるのですが。
協調性の問題ですね。
もしあなたが「なんで自分の職務以外の事もやらなきゃいけないの?」という考えをお持ちの場合。
小さい会社はちょっと向いてないかもしれませんね。
ある程度は軟性持って仕事することが必要です。
その他

メリット・デメリットを明確に分けづらい2点をお話しします。
会社の安定性
人数が少ないと会社の安定性って面も気になりますよね。
ただ残念ながらこれは会社によるので明確な回答はできません。
業績的に怪しい大企業もあります。
逆に右肩上がりの中小企業もあります。
会社の規模と安定性は比例関係にありません。
安定性を測る1つの指標に「自己資本比率」があります。
この比率が高い企業トップ5が以下の通りです。
企業名 | 自己資本比率(2020年3月期) |
---|---|
ツツミ | 97.9% |
ナノキャリア | 97.0% |
テクノマセマ | 96.9% |
HEROZ | 96.5% |
キーエンス | 95.8% |
キーエンスは比較的有名なのでご存じかと思います。
でも他の4つの企業は耳にしたこともないですよね。
一方で大手の企業を適当にピックアップしてみると、
大手企業の自己資本比率
企業名 | 自己資本比率(2020年3月期) |
---|---|
日立製作所 | 31.8% |
トヨタ自動車 | 38.2% |
イオン | 9.60%(2020年2月期) |
富士通 | 38.9% |
上の上位5社と比べて思いのほか低いことに驚きます。
もちろん安定性を測る指標や要因は自己資本比率だけではないでしょう。
しかし大手だからと言って安定していると考えるのは早計という事もお分かりかと思います。
2020年はコロナ禍の真っ最中。
ばたばたと力のない会社は淘汰されていくかも知れません。
収入
あなたも気にしているであろう収入。
こちらも残念ながら明確な回答はできません。
ただ、上の安定性と違って企業の規模とはある程度の比例関係があります。
企業規模 | 男性(万円) | 女性(万円) | 計(平均)(万円) |
~9人 | 424 | 247 | 340 |
10~29人 | 497 | 280 | 404 |
30~99人 | 495 | 296 | 413 |
100~499人 | 522 | 313 | 437 |
500~999人 | 580 | 337 | 479 |
1,000~4,999人 | 632 | 323 | 501 |
5,000人~ | 687 | 291 | 516 |
このように比例関係にはあるものの、実際のところは求人に記載されている想定年収を参考にしながら情報を集める必要があります。
ちなみに私に関して言うと、小規模の会社に転職はしたものの年収はアップしています。
まとめ
少人数の会社について
- メリット
- 組織構成が単純だからフットワークが軽い
- 人数少ないから人間関係が楽
- デメリット
- 人間関係はデメリットにもなりうる・・
- 自分の担当範囲外の仕事をやることもある
- 明確に分けづらい点
- 会社の安定性
- 収入
人数の多い会社少ない会社様々ですが、合う合わないは人それぞれ。
ここに挙げたメリット・デメリットを参考にしてください。
そしてあなたにとってベストな会社を見つけることができるように応援しています。