大企業に向いてない人・合わない人の4つの傾向。向き不向きは誰にでもあり

日本の大企業から逃げる
  • 大企業で働いているけど、仕事にやりがいがない
  • もしかして自分、大企業に向いてないんじゃ・・・
  • 大企業に転職を考えているけど、うまくやっていけるのかな?

このような疑問や不安を抱えている人へ。

大企業で働くっていうのは一見すると魅力的ですよね。中小企業と比べるとネームバリューも安定性も高い傾向にあります。そして一般的には大企業の方が働きやすいというイメージも否めません。

ですが私は大企業で働くにも向き、不向きがあると考えています。

もうこれはそれぞれの個性の問題だからしょうがないと思います。私の場合は明らかに中小企業の方が働きやすいと思います。

この記事では、大企業に向いていない人や合わない人の特徴をお伝えします。ここに挙げるような特徴をあなたが持っていて、何か苦しんでいることがあるのなら、大企業で働くことは少し考えたほうがいいかもしれません。

スポンサーリンク

その1:出世欲のない人・したくない人

大企業に向いてない・合わない人その1:出世欲のない人・したくない人

大企業は組織構造が複雑です。そしてその分役職もたくさんあります。

  • チームリーダー
  • 主任
  • 係長
  • 課長
  • 部長
  • などなど

今は多少変わってきているのかもしれませんが年功序列制度というのはまだまだ日本の企業には深く根付いています。

なのであなたが出世したい、したくないに関わらず、勤続年数を重ねていくと役職は否が応でもついてくるわけです。(もちろんどこまで昇るかは個人差ありますが)

役職が上がる分当然ながら責任もついてくるし、部下のマネジメントもしなければいけません。

後は、実務的なところから離れてしまうという点も挙げられます。

もちろん会社の方向性を決めたりマネジメントをしたりするのに興味がある人は全然問題ないと思うのですが、興味もないのにこんなことをさせられるのは非常に苦痛です。

前の会社ではもうすぐチームリーダーを任されるような段階に来ていました。そうなると当然部下ができてマネジメントをしなきゃいけない。

その会社や仕事自体に不満があったこともあり、それが私にとって何の魅力も感じず将来に対して嫌気しかさしていませんでした。

結局その会社を離れたのですが後悔は全くありません。今の会社は出世しそうな組織構造になっていないので、当面の間は出世をせずに済みそうです。

特徴その2:社内の調整事が嫌いな人

大企業に向いてない・合わない人その2:社内の調整事が嫌いな人

大企業は基本的に自分の部署内だけじゃなく他部署を絡めて仕事を進めていくことが多いです。そして他部署の足並みをそろえるために都度都度調整事が必要になってきます。

この調整事が、場合によってはとても面倒くさい。

あっちの部署で了解をもらったと思ったらこっちの部署でそれはダメだ。また逆も然り。こんなどんづまりな状況になることが多々あります。

仕事を進めていくうえで確かに必要なことの1つではあるでしょう。しかしながらこのどんづまり加減に辟易するようなこともたくさん。

社内の調整事は大企業の中のつまらなく、意味を感じられない仕事の1つです。

この調整事で、文字通り発狂しそうになったことがあったのを思い出しました。

新製品の取扱説明書を作っていた時の事。私は開発部としてその仕事をやっていて、内容の確認を営業部と品質保証部にしてもらっていました。

そこでその2つの部署で意見の食い違いが出たわけです。

普通に考えたらそこの2つの部署で話し合って方向性を決めればいいのに最終的にどうするかは完全に開発任せ。

方向性を決めたら決めたで文句を言って来るくせに、自分たちでは何も決めない。

納期が差し迫った状態でこんな感じだったから本当に焦りました。あんな仕事はもう2度とやりたくないですね。

特徴その3:フットワークが重いのが嫌いな人

大企業に向いてない・合わない人その3:フットワークが重いのが嫌いな人

大企業はフットワークが重いです。

なぜなら何か1つ物事を決めようにも、人が多ければ多いほど色々な意見が出るからです。そしてその結果、結論が出るまでにとても時間がかかることになる。

これはいくら社内の改革を行ったところで改善できるものではありません。

フットワークが重いのが好きな人なんてまぁいないでしょうが、特に嫌いな人は大企業で働くことは避けるべきでは?と思うわけです。

私の会社は20名程度の小さな会社。なのでフットワークも結構軽いと感じています。

コロナ禍直後にはあっという間にリモートワーク化が決まっていました。このフットワークの軽さは本当にありがたいし、仕事もやりやすい。

一方で私の嫁の会社は世界的に有名な大企業の子会社。社員数は確か私の会社の10倍以上はいたはず。そっちは未だにリモートワーク化が実現していません。

今はパソコンを手配しているだの、IT環境を整えているだのやっているそうで。何をやっているんだか、と嫁の会社に対して思います(笑)

特徴その4:他の会社でもつぶしの効くスキル・経験を身に着けたい人

大企業に向いてない・合わない人その4:他の会社でもつぶしの効くスキル・経験を身に着けたい人

大企業は高品質な製品やサービスをバンバンと出しています。

それを成しえているのは当然ながら会社が持っているノウハウや技術力によるところもあるでしょう。

ただ大企業がそうだからといって社員個人個人にもスキルや経験が身につくかというと、必ずしもそうとは限りません。

なぜか?理由は2つあります。

大企業でスキルや経験が身につかない2つの理由

その1.今の社員がやることは既存の会社のノウハウを使いまわすだけだから

会社が持っているノウハウや技術力は先人たちが培ってきたものです。残念ながらあなたの仕事はその下地ありきの内容になってきます。

私は製造業界で働き続けているので特にものづくりに関する意見になりますが、こういう会社の下地があると、良くも悪くも個人が技術をゼロから積み上げていく機会は中々持つことができません。

どうしても表面的な知識や経験しか身に着けることができません。そしてその表面的な事柄は大抵は他の会社でも通用するようなものではない。

その会社でしか通用しないような知識・経験しかないと、いざ自分がその会社を放り出されたときにどうなるか。ここは言うまでもないですよね。

その2.外注を使った業務の効率化

今はどこも人が足りていません。仕事柄お客さんのところに行く機会も多いのですが、人が十分に足りている、というお客さんは見たことがありません。

ではそんな中で生産活動を維持していくにはどうすればいいかというと、よそから持ってくるしかないわけです。ようするに派遣や外注ですね。

そして派遣や外注に何を任せるかというと自社内では持っていない技術力を使った製品や部品の設計、製造です。一方で社員が担当する仕事といえば

  • 業務を進めるための書類作成
  • 会議のとりまとめ
  • 上に書いたような面倒くさい調整事

こんなところです。もう社員がやることといえばこの辺りが中心になってくるんですよね。

社内のゴソゴソしたところを覚えたところで全く役に立たないとは言わないまでも、それは魅力的なスキル・経験とはいいがたいです。

一方で中小は社内の業務フローも大企業より複雑ではありません。上に挙げたような書類仕事や会議ももちろんありますが、実務的な仕事もこなすことができます。

まとめ

大企業で働くことは確かに魅力的ではありますし、人にも自慢できます。

ですが大企業は大企業、中小は中小の仕事のやり方がありますので人によって向き・不向きがどうしても出てきてしまうんですよね。

もしあなたが冒頭に挙げたような疑問や不安を持っているのなら、今後の身の振り方を一度考えてみてください。

スポンサーリンク