こんにちは、Tawaです。
製造業の開発・設計に就職、転職を希望しているエンジニアの方々へ。
- TOEICってエンジニアの場合、企業からどれぐらい評価の対象になるんだろう?
- 今○○点あるんだけど製造業でこの点数って評価されるんかな?
- 履歴書にこの点数って書いてもいいのか悪いのか・・・。
とりあえずTOEICって重要そうだけど、実際どれぐらい大事なのか。
就職、転職活動の時にどれぐらいの点数があれば履歴書に書けるのか。
気になりますよね。
私は以前、製造業の開発にいました。同僚とか上司とTOEICの話になることもしばしばあって、メンバーがどれぐらいの点数だったかってのは大体わかります。
そして私が転職活動の時には、履歴書にTOEICの点数(当時685点)を書いて臨みました。
その結果採用担当の反応はどうだったかってのを記憶してます。
そんな私の経験から、企業はTOEICをどこまで重視してるのかって事だったり、大体こんなもんあれば履歴書に書いても大丈夫なんじゃないかって事をまとめてみました。
前提:そこまで重視する必要なし
先に行ってしまうと、採用担当はTOEICの点数はそこまで重要視してません。(あくまで製造業の設計・開発に限った話になりますので誤解なきよう)あったらいいけどなくても問題ないという印象。
ただ世の中グローバル化が進んできて、企業もTOEICのスコアは重要視してきているってのもホント。
前の会社なんかTOEIC IPテストを社内で実施するようになりましたし。ただそんな現状もある一方、日本人の英語レベルってまだまだっていうのも事実。
エンジニアとして優秀だったとしても英語は全く・・・。なんて人もざらにいます。
前の職場でも仕事はできるけど英語はからっきし、そんな人がたくさんいました。
それに実際私が転職活動してきて思いましたけど、TOEICのスコアが低いからと言ってお祈りになってしまったり、逆に高かったからそれが内定の決め手になったりと、採用の直接の要因になったなんてことは一度もありませんでした。
なのでTOEICの点数が低いからって優秀な人材をそれでカットしちゃうってのはもったいない。と、会社は考えていると思いますし、自分もそう思いますね。
まぁ私みたいな設計・開発エンジニアの転職活動に限った話で言うと別になくてもいんじゃないのかな?そんなに有利不利もなかったし。
点数ごとのざっくりした印象
と、先に結論書いてしまいましたけど、それでも履歴書に書けるもんなら書きたい、っていう思いもありますよね。
実際私も書きましたし。
とはいえ、あんまり低い点数描いてもプラスにはならないしむしろ逆効果になる可能性も。
じゃあどれぐらいの点数から書いたらいいのよ!という疑問に対して、点数によって大体どんな印象に取られるのか、私見ですがまとめてます。
0点~400点 書かないほうがいいレベル 書くと印象悪くするかも
0点って試験中ぼーっとしていない限りはあり得ないですが(笑)
どんなに適当にやっても250ぐらいは確率的に取れるってのはご存じの通り。
それはいいとして、これぐらいの点数だったらあーこの人英語は得意じゃないし勉強する気もないなーって印象。
英語の能力に対して期待はできません。
これぐらいだったら書かない方がいいし、むしろ書いてしまうとマイナスにもなりかねません。
こいつ英語以前にそもそもうちの会社にきてから勉強してくれるんか?って印象をもたれると思いますよ。
400点~500点 普通。毒にも薬にもならない。どうせスルーされるので書かないほうがいい
これぐらいは「まあ普通…」って印象かなぁ。
毒にも薬にもならない印象。
これぐらいの点数も書いたところで別に目を引く点数じゃないですね。
だから書かないほうがいいんじゃない?
500点~600点 それなりに勉強してる印象。500点後半からなら・・・
これぐらいだと「おーやるやん!」って感じ。
英語の勉強ちゃんとやってて、能力高めようとしてるなって印象を受けます。
これぐらいの点数から評価され始めるかなあ。
ただ履歴書に書いて評価されるかっていうと微妙なラインですかねぇ。
500後半ぐらいだと書いたらプラスにならないこともないかなぁ。
600点~ これ以上の点数持ってたら書いてもいいかも
600点以上。
こっからがアピールポイントになり得る点数かな。
製造業のエンジニアレベルだと、600点以上あれば御の字でしょうね。
これ以上の点数はすべて「おおすげえ!」でまとめられる感じ。
もちろんその「おおすげえ!」の度合いは点数によって変わってきますが。
以上を踏まえて、どれぐらいの点数だったら書いてもいいかってのは、大体600点以上からって感じ。
まぁ600点ってなんか知らないけどTOEICの壁の1つみたいな感じになってますよね。
そういった世の中の印象もあり、600点台から「おーなんか英語できるんじゃね?」「こいつちゃんと勉強できるやつじゃね?」っていう印象を持たれるのかなーと思います。
ただ繰り返しますが、履歴書には600点以上あれば履歴書に充分書けるレベルですが、職種が設計・開発の場合はそこまで重視もされないでしょう。
大事なのは他の要素になってきます。
なのでTOEICの点数がある人は書けばいいし、ない人は別に気にしなくてもいいし。
時々面接中に「TOEICの点数高いけど何でなん?」ってことを聞かれるぐらいかな。
英語ができるエンジニアはあんまりいない
TOEICのトピックとは話題が少しずれますけど、参考まで。
転職してからいろんな大手メーカーのエンジニアと話してきましたけど、英語がバリバリにできるなんて人そうそういませんよ。
バリバリにできる人は海外営業の人ぐらいです。エンジニアじゃなくてね。まぁ日常的に英語を使うか使わないかだけの話ですから当たり前といえばそうなんですが。
なのである意味安心(?)してもいんじゃないかと思います。
ただし海外赴任言い渡される可能性もあるからTOEICの勉強をするに越したことはない。
ただここで1つ言っておきたいことはやっぱり英語は重要だよって事。冒頭に書いた通り企業のグローバル化ってこれからさらに進んでいきます。
企業がTOEICのスコアを重要視してきてることからもそれは明らか。
場合によっては海外赴任言い渡されるケースだってあるかもしれません。
実際私も前の会社にいたときに、アメリカで3年ぐらい仕事してみないか、と言われましたし。その時は結婚もしてたし、行く気もなかったから断りましたが。
なのでTOEICの勉強やっとくに越したことはないと思うんですよね。
とはいえ、TOEICができる=英語を使って仕事ができる、ではない
とはいえTOEICのスコアいくらあげたところで、英語を使って仕事ができるようになるかというと、それはNoです。
これは自信を持って言えます(笑)
TOEICの勉強で得た知識をもとにようやくスタートラインに立てるみたいな感じかなぁ。英語ってのはコミュニケーションツールですから、実戦で四苦八苦しながら習得するってプロセスが不可欠ですね。
ここら辺を勘違いせぬよう・・・。