こんにちは、Tawaです。
今日車の点検+タイヤ交換をしにディーラーへ行ってきました。(ちなみに私はトヨタ車持ちなのでトヨタのディーラー)
そしてディーラーの担当者=私の大学時代の先輩。その先輩と展示されてた新型のMIRAIを見ながら、自動車業界の今後について色々と話を聞いてきました。
どうやら自動車業界は今後10年で激変するらしいとのこと。そして一部メーカーにとっては打撃となるかもしれない。
今日はそんな自動車業界の変化について仕入れてきた情報をお伝えしようと思います。
ちなみに私は車にそこまで詳しいわけでも業界人でもないのでこんな話はすでに知ってるよ!という人も多いかもしれませんが、そこはあしからず。
EV化で部品点数によりメーカー大打撃?!
まず車のEV化により車の部品点数が大幅に削減されます。
先輩の話だとざっくり30,000点が15,000点らしい(←約半分!)
既存のガソリン車の部品っていうと
- トランスミッション
- エンジン
- マフラー
- スパークプラグ
- クラッチ
- etc
まーまー盛りだくさんですが、これがなくなる。
細かな部品を含めるとまだまだあるよ!
これが何を意味するか。それはこれらの部品を作っているメーカーが製品を売れなくなるという事なのです。
私が住んでる場所も自動車産業が盛んなところですが、こういったEV化によって消えゆく製品を主力にしているメーカーも結構あります。中には従業員が単独5桁クラスの世界的大企業も(←こんなこと書くと特定されるかもしれませんが(笑))
そんな所が仕事がなくなったらどうなるか?その会社の従業員が職を失い、関連会社が仕事がなくなり、その会社が職を失い・・・
と、負のスパイラルに陥るかもしれないという事。
日本全体でこのような流れになってしまうと、日本経済そのものも大打撃を受けてしまいます。
これはのんきに構えていられないかもしれない。
EV化で自動車製造へ簡単に参入可能に
部品点数の削減に伴う話で、自動車業界への参入障壁の話も出てきました。
ご存じの人も多いと思いますけど、先日SONYが開発中のEVを一般公開しました。
これを見たとき、私は純粋に「おーかっこいいー」と思いました。と、同時に
え待って・・・?自動車ってそんな簡単に作れるものなの?!
と驚きもしたのです。自動車と言えば一つの車を完成させるためにいくつもの会社がかかわってようやく作り上げることができるものっていうイメージですし、実際そうです。
その感覚で行くと、電機メーカーのソニーが片手間に作れるような代物じゃないはず。でも実際モノとしてできているわけで。
EVっていうのはどうやら私が思う以上にガソリン車より容易に作れてしまうようです。実際、ディーラーの先輩もそのようなことを言っていました。
SONY以外にも、アップルも業界に参入するとかいう話もありますね。
EVの参入障壁はガソリン車よりもかなり低い。これは既存の自動車メーカーにとっては脅威となりそうな事実です。
幸いなことに私は自動車業界ではありませんが、もし私が自動車業界に身を置いていたのなら、もしかしたら戦慄していたかもしれません。
販売は直売orウェブで完結できる時代に
今やコロナ禍という状況もあって色々な仕事がweb上で行われるようになってきました。テレワークも今や一般的になりましたよね。
ちょっと前まで客先とzoomやTeamsを使ったweb会議なんて想像もしてなかったですけど、やってみると案外やれてしまうものです。
そしてここ10年ぐらいでショッピングもwebで行われることがホントに増えてきましたよね。私も今や楽天のヘビーユーザーです(笑)
こうしたネットのインフラが整ってきた今、果たして店舗構えて車を販売する事が是であるのか?
そんな問いもあるなか、アメリカのテスラが採用した手法がこちら↓
自動車販売を全てオンラインで完結するという事。アメリカ本国のやり方が日本にどこまで下りてきてるのかはわかりませんが、これは今までにない車の売り方。
車となると色々手続きはあるので手間がかかるとは思いますが、やってやれないことはない気もしますよね。
これがもし普及してきた場合に痛手となるのはディーラーそのもの。「ディーラーいらない!」って言われてるようなものですしね。
ディーラーである先輩もこの事実には若干頭を悩ませていました。
俺、仕事なくなったらどうしよう・・・
ディーラーとしても、生き残るための戦略を立てていかなければいけないという事ですね。
まとめ
今後EV化、販売のオンライン化は加速していくでしょう。
ただガソリン車がゼロになる事は我々が生きているうちはないだろうし、対面販売がなくなることもないでしょう。というのは何の根拠もない勝手な予測ですが・・・。
とはいえ、事業の縮小を余儀なくされる会社が増えていくことは間違いありません。
製造業に関わる自分としては、この流れはあまり他人事にはせず、将来を見越した振る舞いをしていきたいものだ、と考えずにはいられません。