8年間の工場勤務で得たもの、学んだ事。やりがいは?おすすめできる?

30代会社員の考え

こんにちは、Tawaです。

私はメーカーエンジニアとして工場で8年間働いてきました。

いろんな部署を渡り歩いてきましたけど、現場経験もわずかながらあります。

油まみれになりながらひたすら部品を加工機械にセットし続けたり、現場のお兄さんに製品の組み付け方法教えてもらいながら製品組み上げたり、夜遅くまでヒーヒーになりながら立ち仕事続けたり・・・。

現場に関しちゃ楽しくもあり辛くもありと色々なことがありました。

そんな私が工場勤務を通じて何を得たのか、何を学んだのか、まとめてみました。

  • 工場勤務って一生働けそう?
  • 得たものとか学んだことって何?
  • やりがいってある?
  • 結局仕事としておすすめできるの?

こんな疑問を持ってる人に向けた記事です。

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ものができる仕組みが分かった

まず1つ目は、モノがどうやってできてくるのかってのが分かったって事。

何かモノを見たときにこれはこういう構造で、こういう工程を経て製造された製品だなってのがなんとなくですけどわかるようにはなったんですね。

なので子供のおもちゃが何らかの原因で動かなくなったときとかには、そんなに複雑なものじゃなきゃ中を開いて原因特定するぐらいはできるようになりました。

実際に直すか直さないかは気分次第ですが、働き始める前ではそもそもモノの修理なんてしようと思わなかったし、開いたところでちんぷんかんぷんだったでしょうし。

実生活に少しだけど役立つ技能を持つことができたのはよかったのかな。

どうすればもっと効率的に動けるか、考えるクセがついた

工場での仕事はとにかく効率重視。(一番大事なのは安全だけどね)

なので加工する部品をどの位置においたら取りやすいか、とかどんな風に加工し終わった部品を積み上げていったら安定するか、とか効率的に動くために色々と考えるわけですよ。

こんな風に効率的に動くって事を考えてると、実生活でも効率的に動くことを意識するようになりますね。

例えば私の家に食洗器があるんですけど、その食洗器にどういう配置で食器をおいていったら片づけやすいかってのを常に意識しながらセットしていったり。

炊事なんかするときはいかに使う調理器具を減らして調理するかってのを考えたり。

これも実生活に役立つスキルなのかなぁ。

ものを取説通りに使わなきゃいけないっていう意識

どんなものにも正しい使い方ってのがあります。

いわゆる「仕様」ってやつですね。

働き始める前まではこのモノに対する「仕様」をそれほど重要視してませんでした。

でもモノの正しい使い方は、製品がどういう風に設計されているかってことに基づいている。

実際にモノづくりをするようになってこれを強く意識するようになりました。

そして仕様を守った使い方をしないとすぐに壊れたり、最悪の場合火災に繋がったりするから気を付けようと、こう考えるようになったんですね。

コード付き掃除機の豆知識

ここで豆知識を1つ。

ご存じだと思うんですけど、コード付き掃除機の根本近くに黄色いテープと赤いテープが張られてますよね。

そのテープの黄色の本来の役目って知ってます?

一般的に広まってるイメージって黄色はもうすぐ伸ばせなくなるから注意しとけよみたいな感じ。

でも正しくは、「黄色の線まで出してね」って意味なんですよ。

なぜなら掃除機って結構消費電力が高いのでコード自体に熱を持っちゃうから。

それが掃除機の中に収納されたまま使い続けちゃうと、熱がこもって故障とか、最悪火が出たりとかする可能性があるわけです。

これを知って以降、私は常にコードを黄色まで出すようにしていましたが、最近は家の掃除機はダイソンになってしまったのでいらぬ知識となりました(笑)

ただまぁ、取説をちゃんと読んでどんな使い方が適切か、内部のクリーニングはどれぐらいの頻度でやればいいかってのをちゃんと把握しておけば、製品を安全に使用することができるようになる。

そして安全な使用は製品の長持ちにつながる。

一石二鳥な意識です。

工場勤務はおすすめできる?

何個か工場勤務やって得る事が出来たポイント挙げました。

ってことを踏まえて、それがおすすめできるかどうか。

私個人の意見としては、一度くらいは経験しておいてもいいんじゃない?って感じ。

一度くらいは、ね。

上に書いた通り、ものがどうやってできるか、それを直接見ることができるのが魅力だと思うんですよね。

なので自分が買った電化製品とか家具とか、これにどれだけの人と手間がかかってるのか考えるようになって、ものを大事に扱うことができます。

ただ、一生工場勤めでやっていきたいかって言われると、私は明確にNoと答えます。

得られることや学べることもありますけど、やっぱり一日のほとんどを工場の中で過ごすってのは中々気が滅入る。

これが一生続くことになるのか・・・って考えたとき、私はとてもじゃないけど一生はムリ!って答えますね。

工場にはもうすぐ定年のおっちゃんも沢山いますけど、よく定年まで勤めあげる事ができるよなって関心したもんです。

うん、やっぱり私には無理。

まぁ得るものはあるし、なんでも一度はトライしてみるといいんじゃないかなぁと思います。

そしてまぁこんなものかっていうことが理解できたらほかに移る。

そんな心構えでやってみるといいんじゃないかなあと思う次第です。

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