こんにちは、Tawaです。
- 退職することが決まるor決まったから残った有休全部消化したい!これってわがまま?
こんな疑問をお持ちの人へ。
まずは色々な事情があると思いますけど、退職に踏み込むまでは色々苦労しましたよね。すごくお疲れ様でした。
さて、退職する時に気になる事の一つが「有休全部消化できるの?」という事。できる事なら全部消化したいですよね。
結論から言うと、有休消化は可能です。
この記事ではそのことについて私の経験を元に詳しくお伝えします。有休を消化することに後ろめたさを感じている人はぜひご覧ください。
まず私の経験:残ってた有休39日分全部消化しました。
私は退職時に39日有給が残っていましたけど、全部消化できました。この記事はそんな有休消化中の真っただ中に書いています。39日なので、およそ2か月のバカンスです(笑)
ただ残念ながら私には妻子がいるので、お金や時間をうかつに使うことができません。家でひたすら次の仕事の準備とかだらだらとかしてるぐらいです。
もしこれが独身時代だったらホントに自由の身なので、長期の海外旅行とか行けたかもしれません・・・。
家族がいるのは幸せなことですが、ちょっと残念な気分です。
有休は従業員の権利
さて、そんな残った有休ですが、全部とって厚かましく思われない?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
私の意見を言うならば「有休は従業員の権利だからぜひ取ってください」です。
そもそも有休というのは会社の制度で独自に制定されている決まり事じゃなくて、法律(労働基準法第39条5項)で従業員に与えることが義務付けられている制度です。
よって、従業員が有給の取得を希望した場合、会社側は必ず与えなければいけません。
年次有給休暇は、労働者が請求する時季に与えなければならないと労働基準で定められています。使用者は、労働者が請求した時季に年次有給休暇を与ることが事業の正常な運営を妨げる場合にのみ、他の時季に年次有給休暇をえることができますが、年次有給休暇を付与しないとすることはできません。
厚生労働省HP:年次有給休暇とはどのような制度ですか。パートタイム労働者でも有給があると聞きましたが、本当ですか。 より引用
時季変更権という会社側の権利もあります。これは上記引用文の通り、従業員が有給を希望した時に、会社が繁忙期等でめちゃめちゃ忙しい場合は従業員側に有給の取得時期をずらしてもらうことができる権利です。
しかしながら、退職が決まった人間にこの時季変更権を使用することができません。退職者は時期もクソもないですからね。
注:有給取得の交渉は退職日が決まってから
時季変更権で思い出しましたが、有給取得の交渉は退職日が決定してから行った方がよいかもしれません。
というのも、退職日が決まらないままに有給取得の交渉を始めてしまうと、下手をしたら退職日を遅らせてもらえないかと会社側から要求される可能性もあるからです。
退職日を遅らせたうえで、時季変更権を行使されるとどうにもなりません。そうなると、退職交渉自体に影響が出てきますので、まずは退職日を確定させた方が無難です。
私のケースでは・・・
ちなみに私の場合は上長に退職の連絡をしたときに、上長から有給の取得を渋られるどころか勧められましたよ(笑)
抱えていたプロジェクトを完遂させた上で退職交渉に取り掛かったので、このように言っていただけたのかもしれません。
タイミングの要素も多分にありましたが、私の場合は上長に恵まれていたというのも大きいです。
最低限のマナーは守ろう。
ただ従業員の権利とはいえ、マナーは守って然るべきです。退職日が決まった後は、以下2つのことはやっておいた方がいいでしょう。
正直なところ、法律的にはこれらを行わなくても有給取得に入ることはできます。
やってもやらなくてもというところもあるのですが、もうこれは社会人としての常識だと思いますし、会社の人とあと腐れなく別れるということも大切なので、ぜひやっておくようにしてください。
引継ぎ
まずは業務の引継ぎから。
自分が抱えていた業務の引継ぎを、後任の担当者や部署・チーム内に共有しておかなければいけません。これは口頭だけでは不十分なのでしっかりと資料を作成し、確実に引き継ぐ必要があります。
私の場合は定常業務というものは少なく、かつ上述の通りプロジェクトも完遂した後だったので、あまり引き継ぐこともありませんでしたが。
挨拶
今までお世話になった人に一言挨拶をしに行きましょう。菓子折りとかは逆に変な気を使わせてしまうのでもっていかなくてもいいです。
退職をするのはお世話になった人たちに対する裏切り行為のように考える人もいますが、そんなことはありません。自分自身のためによりよい決断をしたわけですから、そこは胸を張ってお世話になりましたと伺いに行きましょう!
私の場合は、挨拶をした人全員から温かい言葉をいただくことができました。嫌味とか厳しい言葉を言われたことは一切ありませんでした。
よっぽどのひねくれ者でなければ、気持ちよく送り出してくれると思いますので、安心してください。
まとめ:気遣いすぎる必要はない
ここで、退職することに申し訳なさを感じて有給取得を控えめ、もしくは全くせずに退職をする人もいますが、正直非常にもったいないです!
社会人になると、まとまった休みを取ることができる機会もそうありません。有休取得は今まで会社で頑張ってきた人間に対して付与される権利なんですから、遠慮はいりません。
ガッツリと休みを取り、転職後にスムースに業務に取り掛かれるように充電期間を設けましょう!