転職エージェントから見捨てられるかもしれない4つのケースと見捨てられた時の対処法

転職活動のアドバイス

最近転職エージェントから全然連絡が来なくなってしまった…。連絡しても中々つながらない、連絡取れても塩対応…。エージェントを利用しているとこのような状況に遭遇する人もいるようです。

転職活動を進めていかなきゃいけないのに、何でちゃんと対応してくれない…?もしかして見捨てられた?と不安になる気持ちも分かります。でも、もしかしたらそれには何らかの原因があるかもしれません。

あなた自身ここで紹介する4つのケースのどれかに当てはまりませんか?当てはまるようなら自分の身の振り方を見直してみてください。

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転職エージェントから見捨てられる4つのケース

それではここから転職エージェントから見捨てられるかもしれない4つのケースについてみていきましょう。

ケース1.転職する意思がはっきりみられない 

まずは今の会社に残るかそれとも転職するかはっきりしない状態がいつまでも続いている場合。

中途半端な気持ちのままグダグダと転職活動を続けていくと、エージェント側からは「転職の意思なし」と判断され、結果的に見捨てられてしまう事につながります。

転職エージェントを頼った時点でもう賽は投げられたと考え、今の会社に残ることは考えないようにしましょう。もし会社に残ることを選択したとしても多分「なぜあの時転職しなかったんだ…」とずっと後悔することになります。

まずはしっかりと「転職をするんだ」という意思を固めましょう。

ケース2.コミュニケーション力が著しく低い

エージェントを利用して転職活動を進めていく場合、本格的に開始する前に担当者と話をする機会があると思います。もちろん面接ではないのでそこまで気合を入れる必要はありませんが、最低限のコミュニケーションができるぐらいには心構えをしておくようにしましょう。

基本的に企業はコミュニケーション力のある人材を欲しがります。そしてエージェント側も企業に求職者を紹介する以上、企業の要望にかなわない人材を紹介するわけにはいきません。

「自分にはコミュニケーション力がないから…」というのはただのいいわけです。それを言ったところでエージェントや企業側からは「ああそう…じゃあ他をあたって」的な対応をとられるだけです。

ここでいうコミュニケーション力とは友達とワイワイ騒ぐことのできる能力ではなく、ちゃんと仕事上のやり取りができるか、質問されたことに対して論理的な返答ができるか、などといったことを指します。

私自身休日は友達と遊んだりする機会もなく家にひきこもってしまうタイプですが、仕事で必要になるコミュニケーション力はあると思っています。ワイワイ騒ぐ能力とは全く別とは言わないまでも、異なります。

ちゃんと意思を持って転職活動をすればコミュニケーション能力は自然に発揮されます。今一度転職活動にしっかりと向き合ってみてください。

私の前職で著しくコミュニケーション能力の低い新人が配属されてきました。学歴だけで採用されたんでしょうが、指導していてもイライラするし、説明したことを理解したのかしてないのかわからないしで指導にウンザリでした。

企業は基本的にコミュニケーション能力を重視していることが多いですし、私個人としてもコミュ力が低い人と仕事をしたくはありません。

コミュニケーション能力がない人材はエージェント側も紹介を避けたいと考えるのが自然です。

ケース3.とった内定を蹴りまくる

せっかく取得した内定を蹴りまくる、このケースも考えられます。

本人の能力は高いがゆえに理想も高くなってしまっている状態なのでしょうが、この状況もエージェント側にとっては面白い状況とは言えません。

このようにせっかくゲットした内定を蹴りまくってしまうと、エージェントの担当者から「この人は転職する意思がないのかな?」と思われることになります。その結果「この人に求人を紹介しても時間の無駄だな」と判断され、サポートをされなくなる可能性が出てきます。

はっきり言って100点の転職を目指すことは困難です。給与、勤務地、福利厚生、手当…どこかで他郷する必要が出てくると思います。

あまり理想を高く持ちすぎず、どの項目が自分にとって重要なのか、優先順位をつけてある程度妥協する必要があると言えます。

ケース4.社会人として基本的なマナーが欠如している

これはある意味問題外なケースですが。最低限社会人として必要なマナーは守るようにしましょう。特に他のエージェントとの兼ね合いに関しては最初の面談の際に説明があると思いますので、それは必ず守るようにしてください。

  • 他のエージェント経由で申し込んだ面接の日程とダブルブッキングしない
  • 他のエージェント経由で申し込んだ求人と同じ求人に申し込まない
  • 回答納期を守っていない
  • こちらから連絡しなければいけないことをいつまでも連絡しない
  • 言葉遣いが汚い

いうまでもないかもしれないぐらいレベルの低い事ですが、一応注意しておいてください。

実は見捨てられているわけではないけど、連絡がこないケース

上に挙げた4つのケースに心当たりがない場合もあると思います。

連絡が来ないからといって、必ずしも見捨てられているわけではありません。そういったケースをここで紹介します。

ケース1.担当のアドバイザーが忙しい

全ての仕事に言えることですが、繁忙期もあればそうでないときもあります。

忙しくて中々連絡ができない状況も往々にしてあると思いますので、そういった時には連絡が滞る場合も十分にあり得るでしょう。

そのあたりは社会人であるあなたも状況が想像しやすいのではないでしょうか。

ここを書きながら思い出したのですが、私が利用していたリクルートエージェントは専任のアドバイザーの他に、アドバイザーを補佐するアシスタントの方もおられました。

転職活動の具体的なアドバイス以外の日程調整やアンケートの依頼など、事務的なところはアシスタントから連絡が来ていました。

リクルートエージェントのような大手はアシスタントがいる場合もあるので忙しいからと言って連絡が滞ることはないと思います。

一方で中小規模のエージェントはアシスタントがいない所もあると思います。実際に私がリクルートエージェントとは別で利用していたメイテックネクストというエージェントは、私への連絡は全てアドバイザーの方一人から来ていました。

ケース2.案内できる求人をピックアップしている最中

転職市場はとにかく生もので、市場に求人があふれているときとそうでない場合があります。

そして求人と求職者のマッチングというのも中々骨が折れます。エージェントは求人を闇雲にピックアップしているわけではなく、我々求職者の職歴・経歴・スキル・経験等々を加味して、かつ求人がどのような人材を求めているのか、という事を総合して我々に案内をしています。

そういった検討材料が沢山あることから、マッチングも中々時間がかかる作業であるという事は容易に想像ができます。

もしかしたら今は新しい求人を紹介する準備をしているのかもしれません。

私が転職活動している時、あるエージェント経由で申し込んだ求人の選考が最終面接まで行きました。担当者の方としては絶対に内定が取れるものと確信していたみたいですが、残念ながらご縁がありませんでした。

その不採用通知があってしばらく担当者から連絡が途絶えていましたが、ある日「中々連絡で来ておらずにすみません」という連絡とともに、新たな求人をいくつも紹介してくれました。

転職エージェントを利用する上での大前提

はっきり言って私はエージェント経験なんてありませんし、コンサル的な仕事に従事したことがあるわけでもありません。ですが、ここに挙げたケースはそういった経験がなくても容易に想像できます。

なぜか?それはエージェントはあくまでも利潤を追求する会社のサービスであって、ボランティアではないからです。

彼らは転職活動者を企業へ紹介し、転職を成功させることによって利益を得ています。つまり、利益を稼ぐという目的が達成できないような求職者を相手にすることは彼らにとってただの損失にしかならないのです

このように考えると、見捨てられることがあるのは十分考えられることであり、当たり前のこと。

私もは人材紹介とは全く無縁の仕事ではあれど、仕事柄お客さんと接する機会が多いです。

そして、会社の大きな利益になりそうなお客さんとそうではないお客さんへの対応はある程度変えています。(もちろんぞんざいな対応をしているわけではありませんが)

残念ながら費用対効果を考えるとそれが当たり前であり、仕方のない事です。

逆に言うと、我々転職志望者は転職の意思と目的をはっきりとエージェントに示し、本気で転職活動に取り組めば見捨てられる可能性は低くなると言えます

大前提:エージェントはボランティアではなくビジネス!

転職エージェントに見捨てられてしまったと思うときの対処法

では転職エージェントに見捨てられしまったと思った時にはどうすればいいのでしょうか?

まずはあなたから転職エージェントにコンタクトをとってみましょう。その際に、上に挙げたミスれ垂れる4つのケースとは逆の心構えや態度で臨んでください。つまり次のような心構えや態度です。

このような態度で臨めば転職エージェントから手厚いサポートが受けられる?!
  • 転職する意思をはっきりと示す
  • 転職活動に必要なコミュニケーション力は備えておく
    (聞かれた質問に対して的確な回答ができる or 自己PRを分かりやすく簡潔にできる etc)
    ⇒自分の中で仕事に対する考え、企業に対する興味などの考えを張り巡らせ、喋る練習をすれば自ずと身についてくる
  • 自分の中で転職したい理由の優先順位付けをし、妥協できるところは妥協も考える
  • 最低限のマナーは守る

エージェントのアドバイザーはボランティアではなくビジネスであると上に書きましたが、一方で感情のある人の子でもあります。誠意をもって接すれば、きっと「この人に対しては良いサポートをしてあげたい」という考えにもなると思います。

重要:転職活動とは

企業が人一人を長期にわたって雇用する場合、雇用した人に対して必要な費用は数千万~億ぐらいのレベルになります。転職活動とは、転職市場に超高額の「自分」という商品を売り込む営業活動であると考えてください。

こう考えると、転職活動は軽い気持ちでやってはいけないものですし、真剣にやる姿勢を見せない求職者には冷たくなる可能性があるのも当然です

とにかく見捨てられないためには「自分という商品」の価値を自分で貶めないように振る舞ってください。

まとめ

とにかくエージェントに対してはお客様気分で接することは避けてください。そのような気分で接すると、見捨てられることはもちろん、質の悪いエージェントならばいいカモにされてしまう場合もあります。

転職活動の中心はあくまで自分であり、エージェント側ではありません。エージェントに対しては見捨てられないように誠意をもって接しつつも、こちらが上手く利用してやる、というしたたかな気持ちを持って接するようにしてください。

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