こんにちは、Tawaです。
前の会社では随分と部署をたらい回しにされた経験があります。
その結果私がどうなってしまったか、そしてその結果から私が言いたいことについてお話ししようと思います。
所属していた部署の話
開発部時代その1(入社~1.5年目)
私は新卒で地方の機械メーカに就職。元々モノづくりに興味があったんです。
なんか自分の作ったものが世の中に出回ったらすごいんじゃない?!
こんなことを考えていたと思います。じゃあそれが実現できるのってどこ?って考えた時に、開発部しかないなって思ったんですね。
なので人事や開発部長にも「自分は開発志望です」って感じで社内営業を頑張ってかけました。
その結果、無事希望が通って開発部に配属されることになったんです。よっしゃーって感じでしたね。
開発部に配属が決まったときは、
「会社で唯一無二の存在になったるぞ!」
「会社の歴史に残る製品を作ったるぞ!」
こんなことを考えていましたかね・・・。今思うとすごく青臭い考えだなと思いますが(笑)
配属先の部署で一番最初に任された仕事に落胆・・。
そして配属。これからどんな仕事が待っているのかドキドキものでした。
でも一番最初任された仕事に驚愕&落胆・・。
っていうのも、私が配属された時点でとあるプロジェクトが進行してまして。そのプロジェクトの一員として組み込まれたわけですが、任された仕事内容が、いかにそのプロジェクトが成功しないか、っていう事を上に分からせるための実験評価だったんです(笑)
自分はいったい何をやっているんだろう・・・
そんなことを思いつつ、やってることは試作品をとりあえず動かして結果をエクセルにまとめるって作業。
まぁ配属されたばっかりだしいきなり専門的なことはさせてもらえないのはしょうがない。それにしたって、それをやる目的が・・。
発展性のないプロジェクトだから何か試作品を作るとか、設計するとかそういった機会はありません。
結局努力の甲斐(?)あって、結局そのプロジェクトは会社の身にならないだろうということでご破算。
これが配属後1.5年ぐらい続いたんでしょうか。
その間に同期たちは機械図面の書き方を覚えたり、製品の設計をやってたり社内SEとして活躍してたり・・・。
もうあっという間に差をつけられたって感じでした。
同期はもう活躍し始めてるのに自分は特に会社に役立つスキルも身に着けずになにをやってるんだろう・・・
こんなことを感じてみじめな気持ちになってたことを今思い出しました(笑)
でもこの時は、「まぁ次はちゃんとした仕事ふってもらえるだろ!」そんな風にしか思ってませんでした。
心の奥底でなんとなく違和感には気づいていたけど、まぁこの時はケツの青い新人。違和感はあったけども、危機感はそこまであるわけじゃなかった。
この時にその違和感にもっとフォーカスできてたらなぁと今でも後悔しています。
開発部時代その2(1.5年目~3年目)
結局プロジェクトチームは解散。私は同じ部署内の別のチームに移ることになりました。
次のチームは主に電気・電子にかかわる仕事を担当している部署。
こんな仕事を担当しているだけあって、当然電気とか電子の知識は自ずと身につくわけです。まぁその知識が身についたのは良かったと思います。
でも、何かしらモノが作れるスキルが身についたかっていうと・・・(泣)
そのチームは開発部に所属はしていたものの、自分たちでモノづくりをるような部署じゃなかったんですよね。
担当している機器はほとんどOEM。(OEM:完成品をよそから買ってきて自社ブランドで売る方法)
なので自分たちの仕事といえば、それがちゃんと使えるかっていう実験、評価だったり、何か担当している製品で市場トラブルが出ちゃったときには出動したり。
自分たちでゼロから設計して、試作して、製品を出す、こんなようなことはやってなかったんですよね。
それでも電気電子の知識はついてきたし、いつかは製品をゼロから作る、そんな機会もあるだろう、と思ってて何とかそこで頑張っていたんです。
が!そこでまた1.5年ぐらいたった頃かな、部署異動してくれとのお達しが・・・。
技術系相談窓口の電話対応業務(3年目~4.5年目)
せっかくこれからだと思ったのに・・・。
と、落胆しつつ聞いた次の配属部署は技術系相談の電話対応業務。
まぁここは人にも恵まれてて、楽しかったは楽しかったんですけどね。
それに技術相談窓口っていうだけあって、製品に関する知識はつきました。でもモノづくりの機会はありません。
そしてやっぱりここも1.5年でお別れをすることになります。
設計部へ配属(4.5~5.5年目)
お次は設計部。
この時点ですでに在籍期間は4.5年目。
普通だったらこれぐらいになると新人から中堅に差し掛かるぐらいで経験値としてもそれなりにたまるんでしょう。
でも私の場合はどの部署も中途半場にしか経験してきませんでした。
なので在籍期間に見合った経験はありませんでしたが、会社はそんな私の経緯を詳細に把握してるわけありません。
当然それなりに経験を積んできたものという判断をします。なのでふられる仕事は私にとって負荷の高いものばかり・・・。
ここで随分とメンタルをやられかけました。
ご飯が食べれなくなったり、耳鳴りがやまなかったり、就業中トイレに30分ぐらいこもったり・・・。
もうだめだと潰れかける直前でまたまた部署異動・・・。
まぁこの部署異動はある意味助かりましたが。
開発部時代その3(5.5~8年目)
ここから元いた開発部に戻ってくることになりました。
もうこの時点で私のキャリアはボロボロな感じでしたけど、ここから巻き返してやろうと思っていたわけです。
でも仕事内容は相変わらずスキルが身につかない事ばっかり。
オマケにこの数年で会社の業務フローが複雑化して、しょうもない会議とか書類仕事とかが増える一方でした。
業無負荷は増えるし将来は見えてこないしここでもやっぱりメンタルをやられかけることになります。
これ以上ここにいてもしょうがない。
ついに決意して転職に至ったわけです。
まとめ:この経験から言いたい事
私の前職の経験をお伝えしましたが、この私の経験から言いたい事が2つあります。
自分自身が感じている違和感を押し殺さないでほしい。
まず1つ目。
それは会社で日々を過ごしていく中であなた自身が感じている、でも押し殺しているであろう現状への違和感。
もしそれを感じているなら押し殺すことなくちょっと表に出して向き合ってみること。
- ホントにこの会社でやっていける?
- この会社での将来って見えそう?
- 部署移動したとして、何か状況は変わりそう?
この気持ちを無視したままずっと過ごしていると、私みたいにいずれ後悔することになります。
その会社での将来が見えなかったらなるべく早く逃げる事
そして2つ目は、特に20代の若い人に言いたいこと。
その会社での将来が見えなかったら、なるべく早く逃げてください。
逃げるというと転職を視野に入れるという事ですが、もしあなたが現時点で中途半端なキャリアしか築けていなくても、若ければ何とかなります。
逆に言うと、歳をとればとるほど転職の難易度が上がって会社から逃げづらくなりますので注意が必要です。
社会人になると気づけば1~2年たってて手遅れになっちゃうみたいなことって結構あるので私みたいな状況になることだけはホントに避けてほしいと思ってます。
逃げない選択肢はもしかしたら一生後悔することになりかねませんので。
この記事があなたの何かのきっかけになることを望みます。