こんにちは、Tawaです。
工場勤務に対してどんなイメージを持っているでしょうか。
きつい?汚い?危険?いわゆる3Kみたいなイメージ?
これは半分正解、半分間違い。
今回は工場勤務は実際にきついのかきつくないのか、そしてきつさってのも肉体的な面と精神的な面の両方あると思うんで、その両方にたいしてどうなのかってところを工場勤務経験8年の私がホンネのところでお伝えします。
ちなみに私は工場勤務否定派でも肯定派でもないです。どちらかと言えば否定派に近いかな(笑)
やりがいがあったのも事実ですけど、一生工場勤務って個人的にないなーとか思ってましたし。
って事でダメなところはダメ、イイところはイイ、ってのを飾らずに書けますので、そこら辺の転職サイトの記事よりも現実が見えてくると思います。
まず大前提として、会社は従業員の安全衛生を守る義務がある。
まず大前提としてあるのが、労働安全衛生法っていう法律。
この法律に基づいて、会社は従業員の安全衛生を守らなきゃいけません。
これは工場も例外じゃない。
なのできつい・汚い・危険って職場はそもそもが法律違反。
最低限の安全衛生は確保されてると思ってもらっていい。
だから安心して工場勤務していいよ!
って事は言いません(笑)
そんなことが言えるんだったら今のこの世の中労災なんてゼロですからね。
あくまで法律でそうなってるって事はお伝えしておきます。
肉体的にきついって事に対しての実際。
まず肉体的にきついって事に対してはこんな対策がされてます。
- 熱中症を防ぐために冷房完備
- 場合によっては水・スポーツドリンクの無料配布の実施
- 逆に冬は暖房完備
- 重いものを運ぶためのハンドリフトとかクレーンの完備
- 腰をかがめないような作業工程の構築
こんな感じ。
ちゃんとできる限りの対策はしてる。
っていうのも、単純にけがとか熱中症とか起こしちゃったらその従業員が心配っていうのが1つ(まともな会社なら)
会社も無機的なものじゃなくて、ちゃんとヒトによって運営されてるものですからね。
気遣いの意味でけがとか病気をしてほしくないっていうのはあります。
そしてもう1つ。けがとか病気とかしちゃったら労働災害として扱わなきゃいけないから。
労働災害が発生したら色々めんどくさいんですよ。
労基ってとこに労災発生しちゃったよーって届けなきゃいけないし、再発防止策を検討しなきゃいけないし。
会社としてはこんなめんどくさいこと絶対に避けたい。これもホンネとしてあります。
っていう2つの意味で会社は従業員にきつい思いをさせたくないというのがあります。
こまごました作業で結構体にムリがかかる作業ってある。
じゃあ対策されてるんだったらきつい作業は全くない?っていうとそんなこともありません。
現場での作業って、こまごましたところで腰に負担のかかる作業とか、力仕事なんかがあります。
じゃあそれに対する対策って会社として何か対策してるの?っていうと、してるやつもあるけど放置してるやつもある。
本来だったら腰をかがめる作業があったらそうしないような改善をするとか、重い部品を運ばなきゃいけないんだったら運搬器具を導入するとかしなきゃいけないんですけど、会社も中々把握しきれない面があるんですよね。
この辺って結局現場で働いている人が上にあげないと会社も中々わかんない。
実際に作業する従業員がきつい作業を発見して、現場でなんとかできるんだったら改善していく、できないんだったら上にあげて会社に何とかしてもらう。
こんな必要があります。
でもそこは人間の性か、けがとかが発生するまでは放置されてたりすることが結構あるんです。
「まぁけがとか事故が起こってないし今は別にいいだろ」的な感じ。
それに改善って結構めんどくさいし、対策の結果、下手すりゃ今より作業効率が落ちることもあるんですよ。
きつい作業はしたくない。でも改善もめんどくさいから現状維持で何とかしてやろうって二律背反な感情が心の根底にありますね。
精神的なきつさに対して
そして次。精神的なきつさってあるの?ってところ。
工場ってひたすらもの作ってるだけだから精神的にきついとかってあんまりなさそう・・・。
って思ってると痛い目見ます。
ってことを踏まえて、精神的にくるのはどんな要素があるのか。
人間関係
ここで、「工場で黙々とものをつくるだけだし、人間関係で悩むことなんてあるの?」
って思ってる人もいるでしょうが、もう明確に「あります」っていう回答になります。
工場だって仕事を進めていくために人とのコミュニケーションが不可欠。
あなたも工場で働くんなら絶対なにがしかの組織に所属します。そしてそのチームには同僚、先輩後輩、リーダー、さらにその上には課長・部長と、たくさんの人がいるわけです。
そんな人たちとうまく帳尻合わせて仕事していくにはコミュニケーションが不可欠ですよ。
そしてそういったコミュニケーションの中で当然ウマが合う合わないってのは出てくる。
もうこればっかりはね、しょうがない。他の仕事と一緒。
工場勤務だから人間関係楽ってのはあり得ないって事は覚えておいてください。
ちょっとフォローをしておくと
ここでちょっとフォローしておきますが、人間関係で悩むこともあるけど助けられることも結構ありますよ。
私はずっと現場だったわけじゃないんで現場の人と深い付き合いはあまりありませんでしたが、それでもかかわった人ってそんなに性格に難がある人ってあまりいなかったイメージがあります。
工場ってなんか気性の荒い人が多い印象がありますが、私のかかわった所ではそんな人ってあんまり見かけなかった気がする。
昭和時代のドラマとかでありがちな失敗したら鉄拳が飛んでくるってのはまーないと思っていいんじゃないかな(笑)
今はそんなことしたら大問題になること請け合いですし。
やりがいそのもの
次。工場勤務のやりがいそのものに関する問題。
工場の仕事内容は結構単調な作業になることがありますし、やることが限られてくるってのもある。
この工場の仕事ってある程度人を選ぶと思うんですよね。
もう個々人の問題になってくるから会社も対策のしようがないっていう。
長く続けられる人は続くし、合わない人は合わない。結局これってやってみないことには分かんないんですよ。
これは中々難しい問題です。
きついときもあるけど楽しい時もある
まあ、こうやって書きましたが、あんまりビビらなくてもいいかと。
工場勤務ってなんか体育会なイメージがありますけど、文化系な私でもそれなりにうまくやってこれましたからね。
まぁ上にも書いたけど、合うあわないってのはあると思うんでおススメも否定もしません。
1つの参考意見として頭に入れておいてください。