あなたは外資系企業に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。一般的に持たれてるイメージといえば
- 英語が使えないとムリ
- 厳しい
- 個人主義
- 実力主義
この辺りでしょうか。こんな印象があると、あんまり外資で働きたいとは思わないですよね。
私は現在外資系企業で働いていますが、働き始めるまではこんなイメージを持っていました。ですが、実際に働いてみて、全然そんなこともないなと感じました。
(もちろん、会社によってはイメージ通りのドラスティックなところもあるようですが)
すべての外資が世間一般のイメージに当てはまるわけではない、という事を知ってもらえると良いかなと思います。
その1:実力主義、個人主義のような厳しさはない
そこまで世間一般で言われてるような厳しさはありませんでした。雰囲気は日本企業と言ってもいいぐらいです。
中途採用されたので即戦力を期待されてはいるんでしょうけど、私の上司も「そんなにすぐに何かやってくれとかそういうのは期待していないから徐々に頑張っていってね」と言ってくれています。
今のところ理不尽な厳しさを感じたりとかハラスメントまがいのことはされたりとかはないですね。人間関係も良好です。
結構みんなでカバーしあいながら仕事を進めている
人数はそう多くない会社なので、ある人が会社を休んだり外出したりするとその穴を誰かがフォローするということは日常的に行われています。
これは日系企業でも同じかとは思いますが、私のイメージしていた個人主義の外資とはだいぶ異なっていたので安心しました。
その2:英語のスキルが必要なのは事実
私の会社はグローバル企業で世界中に支社があります。なのでほかの国の支社の人たちとコミュニケーションをとる機会が沢山出てきます。
コミュニケーション方法はもちろん英語。
これに関しては外資のイメージ通りですね。
私はこれまで英語を使って仕事をした経験なんてほぼゼロでした。だからこれに関してはちょっと不安があったのです。
ただそこは結構勉強したので、そこそこのレベルまでは到達しました。
まさかここまで私が色んな国の人とコミュニケーションをとることになるとは、転職前は想像もできませんでした。
前職のように事務所にこもって仕事をしていた時よりも遥かに世界の広がりを感じることができています。
なので英語はある程度使える必要あり。ただし部署・人によりけり?
だから英語のスキルってのはある程度必要になってきます。
ただ、部署によりけりな面もあります。
私の部署は海外支社とのやり取りが結構あるので英語は必須スキルですが、他の部署はあんまりそういったやり取りがないところもあるんです。なのでその部署の人って英語ができない人が何人かいます。
ただ、ホントはできてほしいんだけどねぇ、と言っていたのは私のマネージャー。
その3: 「残業=勤勉」という認識はない
日系企業では残業している人が勤勉だ、という風潮が未だにありますが、外資にはそういった認識はありません。
もちろん残業しないからと言って仕事を適当にやってるわけじゃなく、
- 本当に必要な時にやる
- それ以外は定時でさっさと帰る
というスタンスです。
長い時間仕事をする=勤勉という考え方は昭和・平成時代のサラリーマン達が培ってきた悪しき日本の習慣だと個人的には考えています。
個人的に前の会社にいたときは日本企業の不思議で非効率な考え方にずっと疑問を抱いていたのですが、外資ではそんな考えはないので納得感をもって仕事できますよね。
残業しなくても評価はプラスにもマイナスにもならない
評価に関しては、残業しないからといって特にマイナスになることはありません。じゃあプラスになるのか?と言われると、それもないのかな。
要するに残業の多い少ないは評価に全く影響しないという事です。
実際に私は年間通して残業はほとんどやっていません(年10hいくかいかないかぐらい)が、昇給は2年連続でできています。
私の会社では基本的に残業には理由が必要です。日本企業ではいかに残業代で稼ぐか、がある意味重要な考えになってきますが(笑)そういった考えで仕事はできませんね。
そして働き始めて約3年たちますが、ほぼ残業が必要なほどの仕事量はありませんので残業による収入は雀の涙ほどです。
とはいえ私の場合は残業月40hやっていた前の会社よりも収入は良くなっているので特に不満はありませんが。
評価されるのは残業の多い少ないじゃなく、仕事で何をなしたか、協調性をもって仕事ができたか、などなど、もっと別の本質的なところです。
その4:製品開発のスピードが速い
製品開発のスピードも違います。
私は前職は製品の開発部隊にいましたので製品開発の大変さや時間のかかりようは痛いほどに理解しています。そんな私がどうやってこんな短期間で製品開発やっているのかと感心してしまうぐらいです。
おそらく日本みたいに書類作成に無駄な時間をかけたり、残業代で稼ぐためにダラダラ仕事をしたり、そういった文化がないことが原因の1つとしてあるんでしょう。
新発売した製品が売れるかどうかというのは別問題ですが、それでも失敗を恐れずに新しい製品をガンガン出してくスタイルは嫌いではありませ。
まとめ
このように、私の勤めている外資系企業はとても働きやすい環境にあります。
今の所、過度な負荷がかかるようなストレスに遭遇したことはありません。
もしあなたが日系企業で働いているのなら、次のようなことを感じたことはないでしょうか。
- 残業することで評価されることに疑問を感じている
- 日本企業のお固い雰囲気に嫌気がさしている
- 英語の能力をもっと高めたい
こんな風に日系企業に対して何かしらの不満を抱えたまま仕事を続けているのなら、外資で働くというのは1つの有効な選択肢になるかもしれませんよ。