「仕事をしている以上は何らかの評価はされたいし、それを給料にも反映してほしい…。」
と、自分の仕事のアウトプットに対して自信を持っているのなら、そう考えるのはごく当たり前のことです。
でも自分の頑張りに対して全く評価されていることが見えないと、自分がこんなに頑張っているのに上は何を見ているんだ!評価する気があるのか?と不満が出てくるのも分かります。
そこで、自分自身の評価に対して不満を持っている人に今すぐ考えられる3つのことをお伝えします。案外以外なところで評価を落としているかもしれません。
ただし、場合によっては辞めてもいいかもしれないケースもあります。それも合わせてお伝えします。
仕事での評価に関して不満やお悩みのある人は参考にしてみてください。
今すぐ考えれる3つのポイント
その1.ちゃんとアピールはしているか?
私は製造業に長い事従事しています。その経験の中で、いくら製品の品質が良かろうとも営業やマーケティングによって製品を世の中にアピールしていなければ、誰も見向きもしてくれないことをとても実感しています。
これはものだけじゃなくて人そのものにも当てはまります。つまり、自分の仕事のアウトプットを評価してもらうためにちゃんとアピールをしているか?という事がポイントになってきます。
ただし、アピールのやり方も考えなければいけません。例えば次のようなやり方はNGです。
これはアピールじゃなくてただの自慢話です。基本的に自慢話を聞くことが好きな人はあまりいません。あなたを評価する上司も言わずもがな。
こんなレベルの低いアピールの方法ではむしろ評価を落としてしまう可能性があることを頭に入れておいてください。
その仕事にどれだけの工数が必要か、難易度はどれぐらいなのか、などは上司もある程度は把握しているはずです。なので難しかったとか大変だったとかいう報告は必要ありません。
むしろ必要なのは、次のような事です。
アウトプットの質 + 良いアピール = 評価 という事を頭の中に入れておきましょう。
とにかくアピールをすること!(ただの自慢話はNG)
その2.仕事の納期はまもっているか?or自分で設定しているか?
納期を守る。これは仕事においてごくごく基本的な事です。もちろん納期には絶対守るべき納期や多少ずれてもいい納期など、重要度のレベルは様々存在します。
ただいずれの納期にしても、基本的には守るようにしてください。評価されるされないの指標の1つに「信頼」が大きくかかわってくると思います。
この「信頼」は一朝一夕で構築できるものではなく、長い時間をかけてじっくりと積み上げていくものです。そして決められた納期を守ることで信頼の貯金は積みあがっていきます。
こうした小さなことの積み重ねがのちに大きな影響を及ぼしてきます。
一方、特に急いでいない仕事に関してはいつまでにやったらいいか指示がない仕事をふられることもあります。
そうした時には自分から納期を設定するようにして、その納期で進めることを上司に自主的に報告してください。
私が新人の頃に先輩から言われたのが次の事↓↓
というのも納期を設定しない以上、それはやってもやらなくてもいいものになってしまいます。やらなくてもいいものは仕事足り得ません。
仕事をふられて半年後、思い出したように「これやっておきましたので~」といってアウトプットを出しても上司から「今まで何やってたの?」と悪い印象を与えることになっても仕方ありません。
(納期を設定しない上司にもある程度の責任はありますが…)
とにかく自分で納期を設定し、守る。これを心がけるようにしてください。
その3.仕事を振られたときにまず「分かりました」から言っているか?
仕事を任されたときに「第一声」で次のようなセリフを言っていないでしょうか?
もちろん仕事に優先順位は必要ですし、納期確認も重要です。加えてあなたの身体は一つなので仕事を同時に何個もこなすことはできません。
ただ、まず上司が聞きたいのは「分かりました。引き受けます」という了承の言葉です。納期の確認や優先順位付けなどに関する相談はその後にするもの。
了承の前にうだうだと言っていると、「こいつめんどくさいやつだな」とあまりいい印象を持ってもらえなくなります。
結果的にそれが評価に悪い影響を与えることになります。今一度自分の仕事の引き受け方を思い返してみてください。
私の会社にまさにこういういちいちワンクッションおいてくるタイプの人がいて、上司も手を焼いています。
はたから見ていてもうっとおしさを感じてしまいます。
辞めてもいいかもしれない2つのケース
ここまでは「自分自身に関する問題」に着目して考えてもらいたいポイントを3つ挙げてみました。これを踏まえたうえで、ここからは評価する側に問題があるかもという視点で考えてみます。
ここに挙げたケースに当てはまりそうなら、会社の相談窓口に相談してみたり、部署異動によって社内で逃げるのも一つの手です。
ですがこんな上司をのさばらせている会社はそもそも会社の体質に問題がありそうですので、辞めることを考えてもいいのかもしれません。
その1.上司がわざと評価していない
まずは上司がわざと評価していないケース。これは次のような場合に起こりえるかもしれません。
このような場合はパワハラに当たる可能性もありそうです。一度、なぜあなたが評価されないのか上司に問いただしてみてください。そこで納得できる回答が得られればそれまでですが、納得のいかない、あやふやな回答が返ってきた場合は、次の行動に移るようにしましょう。
その2.上司が成果を横取りして自分の手柄にしている
2つ目は、上司が手柄を横取りしているケース。これもこれでたちが悪い。
部下の成長よりも自分の手柄を優先させる、私だったら絶対につきたくない上司の一人です。
幸いなことにこんな上司に今まで遭遇したことはありませんが、ネットを見ていると世の中にはそういった上司もいるというエピソードをちらほら目にします。
こういった人種は然るべきところに相談して然るべき処置をしてもらうのもいいのですが、相手にするだけ時間の無駄な面もあります。
さっさと距離を置くほうが賢明かもしれないですね。
まとめ
評価をされない原因を探るには、アウトプットそのもの以外の所、つまり仕事に対する取り組み方や上司に対しての態度から振り返ってみてください。
それで問題がないと思うのならば、今度は上司や会社側の原因を探ってみる。その結果上司や会社に原因がありそうなら、辞めるという選択をとってもいいのではないかと思います。
一度自分の取り巻く状況を外から見つめてみる感じで、冷静に検討してみてください!