こんにちは、Tawaです。
私は大学卒業後約10年間、製造業が盛んな地域でメーカエンジニアとして働いてきました。
転職後は外資でやはりエンジニアとして飯を食べています。
外資メーカということで日本メーカを若干ではありますが外から眺めるようになりました。
その中で感じた事。
品質にとにかくうるさい日本のメーカ
私は冒頭に書いた通り現在は外資系メーカのサプライヤとして日本のメーカに自社製品を納めています。
サプライヤと切っても切り離せない事の1つに製品の品質に関わることがあります。
一旦納入した製品に不具合が発生しようものならやれ発生原因はなんだ、やれ再発防止策は何だ、などなど色々なめんどくさい資料を納入先に提出しなければなりません。
正直めんどくさい
品質に関する対応、正直めんどくさい(笑)いつもいつも「次からは気を付けるから今回は見逃してよ・・・」って心の底で感じながら対応しています。
ただ品質に対するスタンス、これが普通だと思ってたけど・・・
めんどくさくはあるものの、日本のメーカに10年ぐらいいた私からすると、これが普通なのかなっていう認識はありました。
でもここまでうるさいのって日本だけらしいです。
他国だと、不具合が発生したら代品だして終わりってのが普通みたいです。
「えぇ・・・そんなんでええんか」とちょっと信じられないと同時に、「そんなザルな感じでうらやましいわ」と思います。
時々本社に煙たがられることも
品質問題が発生したら、上述の通りなぜ発生したのか、どうすれば再発を防止できるか、等資料を提出する必要があります。
場合によってはとにかく事細かに資料を作成しなきゃいけないので詳細を海外の本社に問い合わせる機会もあるんですけど、あまりに細かいことをしつこく聞くと、若干煙たがられます(笑)
まぁほかの国が代品出して終わりな一方で、日本だけこんな感じだから分からなくもないですけど。
この品質に対するうるささが、日本製品の信頼のあかしなのかも
サプライヤにとっては悩み多き日本メーカの品質対応ですけど、この品質に対するうるささが日本のメーカの品質の高さでもあるんでしょうね。
日本メーカの品質は名ばかりではないってことを裏方から実感しています。
海外メーカは品質に対して適当、対応が悪いってイメージがありますけど、私の会社はそんな風に思われないよう今日も誠心誠意フットワーク軽く対応していきたいですね。