こんにちは、Tawaです。
転職して外国人と英語でコミュニケーションをとる機会が増えました。
コミュニケーションを円滑にできるように英単語覚えまくるぞ!英文法完璧にするぞ!
こんな気持ちで英語学習に取り組もうとしていた時に、この本に出会いました。
英語でのコミュニケーションには英語学習以外の要素も必要である、と説かれた本です。

英語でのコミュニケーション力アップに必要な視点を発見することができたので、特に印象に残ったことについて、記事にしたいと思います。
英語のコミュニケーションにはIQのほかにEQが必要?!
EQ、という言葉はご存知でしょうか。IQが知能指数を意味しているのはご存知だと思いますが、それに対してEQというのは「Emotional Quotient」つまり心の偏差値を意味します。
英語に対するEQが高いっていうのは「自分は英語が簡単に習得できる」と思えている状態のことを指します。
外国人とコミュニケーションをとる機会があるたびに、私って英語に対するEQがほんとに低いなぁと実感します。
私自身、英語がペラペラな人を見ると、「めっちゃかっけー!」と思えてしまいます。
こう思ってしまうこと自体、EQが低いんでしょうね。
まずは英語なんて誰でも、簡単に話せるようになると思うことが第一歩ということです。
日本人の特有の病気「白人崇拝病」

日本人は白人を、自分たちよりも強くてカッコいい、美しいと心の奥底で思っているんじゃないかという視点。著者はこれを「白人崇拝病」と名付けています。
もし道端で外国人に英語で話しかけられたとき・・・
あなたはもし道端で外国人に英語で話しかけられたとき、それがアジア人である場合と、アメリカ人や欧州人である場合に気持ち的にどちらが楽に対応できますか?
おそらく、アジア人の方じゃないでしょうか。
アジア人だと堂々とできるけど、白人だとびびっちゃう、これはまさに崇拝による病ですよね。
私も一度通訳の経験がありますが、相手が韓国人で、同じアジア人だったからうまくいったのかも・・・。
これがもし欧州圏の人だったらどうなっていたのかな?
広告や雑誌のモデル
日本の広告や雑誌のモデルって、かっこいい白人が採用されている時がありますよね。
この本には、そういったモデルに自国民以外の人種を採用している国は日本ぐらいしかないと書かれています。
これらのことから、我々日本人は、白人を自分たちよりも強くてかっこよく、美しいものという認識を持っているフシがあります。

とりわけ白人の人達とのコミュニケーションに関するトピックですけど、あぁ確かにそうだよなと納得させられる内容です。
日本人は対人恐怖症
日本人は世界から見ても内気な民族です。これは結構言われてることだと思いますし、私もドイツに研修に行ったときに実感しました。
英語云々以前に、そもそも日本人は公の場でおとなしくしていること、見知らぬ人にはうかつに関わらず、話しかけないことが普通ですよね。

でも海外ではむしろ逆でいかに自分の存在をアピールするか、ということが普通なんです。
世界から見たら、日本人は対人恐怖症に見られててもおかしくないですね。
この日本人独特の特性が海外の人とのコミュニケーションにおいて障害となってしまっている、ということが書かれています。
どうやったらこの対人恐怖症を克服することができるのか、その練習方法にも言及しています。
英語でのコミュニケーション改善の参考となる書籍
この他にも、
- あなたの英語が通じるようになるコツ
- 英語が聞き取れるようになるコツ
など、英語でのコミュニケーションで何らかの課題を抱えている人に新しい視点をもたらす書籍です。
即効性のあるノウハウではありませんが、「確かに」と思えるような内容が盛り込まれています。
英語に対して新しい視点を入手できるので、持っていて損はない本だと思います。
が、この書籍は現在新品で販売されておりません・・・。でも中古が結構出回っていて、楽天とかAmazonでも安い値段で入手ができそうです。下にリンクを掲載しておきますので、良ければ見てみてください。