転職活動というのは基本的に今の仕事の合間をぬってやっていかなければいけません。
そんな中内定をもらえるっていうのは正直めっちゃ嬉しいです。自分のことを内定先の企業が「うちの会社で役に立つ可能性のある人材」として見てくれたということですから。
せっかく内定をもらったし、転職活動はなるべく早く終わらせて楽になりたい・・・。こういった気持ちが出てくるかもしれません。
でもちょっと待ってください。安易に内定を承諾すると思わぬケガをするかもしれません。
内定をもらえたことは1つの成果。だけど・・・。
私も転職活動中、何社からか内定をもらいました。内定通知の連絡と一緒に内定通知書が来る瞬間っていうのは正直「ヨッシャー!」って気持ちになりますよね。
会社の雰囲気もよさそうだったし、待遇も悪くなさそうだし、じゃあ内定を承諾するか!と安易に承諾に走っちゃだめですよ。
内定承諾をするかしないかっていう返事はすぐにする必要はないので、一度日を置いてこれから書くことをよく考えてみてください。
内定を承諾する前によく考えてほしいこと
あなたの転職活動の目的「達」とその順位
転職活動を始めた理由をもう一度整理してみてください。
おそらく、理由はたった1つっていうケースはあまりないのではないでしょうか。もちろんメインとなる理由は1つかもしれませんけど、せっかく転職活動するならちょっとでも不満に思っていることは解消したいと思いますよね。
理由とその順位を整理したうえで、その転職先があなたの転職活動の理由を解消することができるか。これが重要になってきます。
私の場合、転職活動を始めた理由と順位は以下のようなものでした。
- その会社の人間関係ではこれから先やっていくことはできないと思った
- これまでまともなキャリアを積む機会がなく、その会社にいても将来の自分の姿が全然見えてこなかった
- 無駄に書類業務が多く、仕事にやりがいを見いだせなくなった
- 仕事の大変さの割にもらえる給料が少なかった
私が一番最初に内定をもらった企業は、当時の会社と同じような業務形態、業務内容でした。
当然内定の通知が出た瞬間は「ヨッシャー!」でした。この当時はこんなことも考えてなくて、つい内定の承諾をしそうになりました。
ただ、心のどこかで引っ掛かりを感じていたぐらいです。この引っ掛かりを感じる理由は何だろうとよくよく考えた結果、この内定先の企業では
2.これまでまともなキャリアを積む機会がなく、その会社にいても将来の自分の姿が全然見えてこなかった
3.無駄に書類業務が多く、仕事にやりがいを見いだせなくなった
という転職理由を解消することができないと感じたからです。
結果的に、私はこの内定を断りました。今でもこの選択は間違ってなかったと思ってます。
今の会社より悪くなってしまう待遇はあるか?ある場合、それは許容できるものであるか。
優先順位が高い理由を解消できるとして、今度は会社の福利厚生や年収、フレックスタイム制度の有無なども当然確認しておく必要があります。
この辺りを確認しておかないと、今まであって当たり前だった制度がなくなることにより、満足のいかない転職結果になってしまうかもしれません。
私の場合は、企業型の確定拠出年金が今の会社ではなくなってしまったことが若干の不満です。ただこれは私にとって大きな問題ではありませんでした。
転職エージェントを利用しているなら要注意・・・
転職活動に転職エージェントを利用しているなら少し注意が必要です。
エージェントはあなたのサポート役である以前にビジネスマンであることを頭に入れておきましょう。彼らの第一の目的はあなたに対するボランティアではなく、紹介手数料によってインセンティブ(報奨金)を得ることにあります。
あなたが内定をゲットした瞬間、承諾を猛プッシュしてきます。
もちろんのこと転職者を成功に導きたいというのを心から思っているとは思います。実際に私を担当してくれたエージェントは親身になって転職活動のサポートをしてくれました。
でもあなたの重要な決断をエージェントの言葉に惑わされてはいけません。
一度時間を置き上に書いたことをよく考え、それでも承諾するならばする、断るならば断わる。あなた自身に答えを聞いて、あなたが決断を下すようにすること!
ただ私の意見を明らかにしておくと、「転職エージェントは絶対に利用するべき」です。正直エージェントがいなければゲットできた内定も今より少なかったと思います。
私が決めた内定は「リクナビエージェント」でのみ公開されている非公開求人でした。おかげでいい転職をさせてもらったと転職後12か月目の今でも思っています。
登録は無料。とりあえずエージェントに今の悩みを打ち明ける程度の利用もアリ。
転職活動の主役はあなた自身。ぜひ利用できるものは利用して、最高の結果をゲットしましょう!